【体験レポート】ミズノのランニングフォーム診断『F.O.R.M.』でどんなことがわかるの?

あなたのランニングフォームを分析、得点化。ランニングフォーム診断システム F.O.R.M。ランニングフォームをスローモーションで確認していただき、解説~レベルアップへ導きます。

こんにちは。

市民ランナーのなかには気になっているひともいるのではないでしょうか?

ミズノのランニングフォーム診断『F.O.R.M.』を受けてきましたので、どんなもんだったのかレポートいたします。

受けようかどうか、迷っているランナーの参考になればと思います。

ミズノのフォーム診断F.O.R.M.とは?

F.O.R.M.というのはスポーツ用品メーカーのミズノが開発した、ランニングフォームの診断システムのことです。「Form Optimizer of Running Methodology」の略称とのことです。よくわかりませんが。

いままでの自分のランニングフォームのデータを測定して、客観的にここが良いとか、ここが悪いと診断してくれるんですね。

診断は有料になりまして、3つのコースから選ぶことができます。

  • ベーシックコース
  • プレミアムコース
  • グループトレーニングコース

3つのコースの違いをざっとご説明すると・・・

ベーシックコースは、診断結果を説明してもらって終わり。30分、3000円(税抜)。

プレミアムコースは、診断結果をもとにランニング指導をしてもらって、再度計測。60分、6000円(税抜)。

グループトレーニングコースは、グループ2〜4名をまとめて計測、実技指導を屋外で行うようです。

今回わたしが体験してきたのは、プレミアムコースです。

申し込みから診断までの流れ

全体の流れをご説明します。

STEP1.まずはネットで予約

こちらのミズノ公式リンクから予約できます。

www.mizuno.jp

予約画面を進んでいくと、下のように予約可能な時間帯を選ぶことが出来ます。

一番早い時間帯は12時から、最も遅い時間帯で18時〜19時となります。

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STEP2.予約時間の15分前に到着したら受付して着替え

東京、大阪、京都、熊本で診断を受けることができます。

わたしは、ミズノ東京(MIZUNO TOKYO 3F)で予約しました。

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このビルには、基本的にはミズノのショップが入っていて、そこに診断ルームが併設されているといった感じです。

事前に持ち物や注意事項などをメールで受け取りますので安心です。

フォームを診断するときに使うマーカーの反射をカメラで撮影するので、白いシューズやウェアはNGとなります。ご注意ください。

STEP3.かんたんなアンケートに答えてフォーム診断

ウェアに着替えたら、まずはアンケートに答えます。

身長、体重、ランニング歴、フルマラソンタイム、ケガや痛みがある場所などを書きますが、5分もかかりません。

アンケートが終わったら、立って「肩」「肘」「手首」「もも」「ひざ」「くるぶし」の6箇所にサポーターのようなものを巻いて、そこに計測用のマーカー(小さい玉)を付けます。各所に巻いたサポーターにマジックテープでくっつける感じです。

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このマーカーの反射をカメラで撮影することで、マラソンのフォームをデータ化して、採点してくれるわけです。

マーカーをつけ終わったら、いよいよマラソンのレースペースでトレッドミルを走ります。ランニング時間は、だいたい6分くらいですが、プレミアムコースは2回走りますので汗をかくひとはタオルをお忘れなく。

STEP4.診断結果の説明

診断結果をもとに担当スタッフが説明してくれます。

いろいろな診断がでますが、メインとなるのがコチラ。

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診断項目

  • Safety:体への負担。ランニング中の体の左右のブレやBMIなどをもとに評価します。ブレが多いと脚部への負担が増えてケガをする可能性が高まります。
  • Posture:ランニング姿勢。主に肘の振り方を見ているようです。
  • Relax:リラックス。こちらも腕の振りをチェックしているようです。
  • Ride:乗り込み。体重移動と着地位置のチェックです。
  • Swing:脚の動き。脚が後ろに流れているかどうか、ひざを前に出すシザーズ動作のタイミングやヒザ下の巻き上げ動作などを見ているとか・・

マーカーを6個付けているだけなので、わかることも限られますし、リラックスしているかどうかなんて分かるんかい?という疑問もありますが、そこは担当のかたが実際に動画を見ながら補足説明してくれるのでご安心ください。

ちなみに、一般ランナーの平均値が70点、わたしの総合評価が72点。

え〜、一応サブ3くらいの走力があるつもりなんですが。

伸びしろがあるということで良しとしましょう。

もう少し詳しく各項目の診断結果を見てみましょう。

RideとSwingは、下半身の動きの評価なのですが、なかなか良い評価ですね。

一方で、SafetyとPostureの点数が低いので、腕振りと左右のブレがあるという評価になっています。

上の得点つきの診断以外にも、さらに2枚の診断結果が出てきます。

たとえば、フォームチェック画像とか。

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着地時のヒザのブレ、蹴り上げ時の脚のブレとか、左右のつま先の向き、ピッチ・ストライドなど。

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STEP5.ランニングフォーム指導

診断結果の説明まではスタンダードコースでもしてもらえますが、フォーム指導はプレミアムコースのみとなります。

担当の方からのアドバイスが色々ありすぎたので箇条書きにしましょう。

  • 着地でひざが内側に傾いている
  • 蹴り上げで脚が外側にはねている
  • 肩が前後に動きすぎている
  • 肘が前に出すぎている
  • 肘に引っ張られて腰が回りすぎている
  • ヒールストライクになっている
  • もうすこし前傾姿勢に
  • ピッチが遅い

え?こんなに言う?サブ3ランナーやで!

と思いましたが、真摯に受け止めましょう。だいたい身に覚えがありますので。

慣れないトレッドミルで走ったので、悪いクセが出てきたというのもあります。

STEP6.フォームを直して再計測

指摘された項目を意識しながら、ふたたびマーカーをつけてトレッドミルを走ります。さきほどと同じくらいのスピードで約6分。

ほかの口コミを見ていると、2回目の診断結果はでなさそうだと思っていたのですが、同じく採点された結果が出てきました。

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 はい。弱点克服!

診断結果は81点に大幅アップです。2時間台のランナーの中で点数を比較すると、だいたい真ん中くらいの位置になりました。ちなみに、下の記事を見ると、トップレベルのランナーでも86点くらいだったりします。

st-public.mizuno.jp

 

まあ、点数を取りに行った感じの修正なので、「点数アップ=すぐに速くなる」かどうかはわかりません。TOEIC満点でも英語しゃべれないひともいるわけで。

ただし、「上半身が力んでるな」という自覚は前々からあったので、ハッキリわかってよかったです。

 

STEP7.もらえるもの

上の画像のような3枚組の診断結果と、ランニングフォーム(プレミアムコースは指導前後)の動画をもらうことが出来ます。動画はメールアドレス宛にダウンロードリンクが送られてきます。

こんな感じです。一番左が指導前で、その右が指導後のフォームです。

youtu.be

まとめ

今回はじめてフォーム診断を受けてみましたが、とても楽しかったです。たとえ点数が悪くても、伸びしろがあるということですからね。

初回プレミアムコースで指導を受けて、フォーム修正に役立てるのはありだと思います。6000円(税抜)の価値があるかどうかは、結果を真摯に受け止められるかどうかによりますね。その後1年くらい経ってから修正後のチェックをするなら、スタンダードコースでもよさそうです。