レース前にうっかり献血すると後悔するはなし
先日の台風19号の影響で、エントリーしていた週末の「横浜ビーチサイドマラソン」が中止になってしまいました。
中止の判断は正しかったと思いますが、半年ぶりのレース参加を楽しみにしていただけに、やはり残念な気持ちです。
マラソンレース前の1日は休足していて、中止になった当日を含めて2日走れなかったので、かなりフラストレーションが溜まっていました。
そんなうずく気持ちを抑えるべく、うっかり献血をしに行ってしまったわけです。
(バカなので血を抜けば、すっきりすると思いました)
献血翌日にランニングしてみた時に気が付いたこと
さて、献血当日は運動しないように注意されますので、献血の翌日にようやくトレーニングを再開しました。3日の休息を挟んで4日ぶりのランニングです。(つまり今日の朝です)
トレーニングは、基本的に20kmのペース走で、最近の自分の実力相応のラップ(最近は4分55秒くらい)で走るようにしています。
3日間完全に休息をしていることに加えて、気温も20℃以下、体重もキープしているので、これまでの経験上かなりコンディションが良い日のはず。
ところが実際にランニングを始めてみると、とにかく体が重い。
初めの1kmを過ぎても息が苦しい、
2kmを過ぎてもまだ体が重い、
3km過ぎたら体の芯にズシンとくる重さ。
明らかに調子が悪く、普通のコンディションのときに比べて1kmのラップが15秒くらい遅い。
まるで数日連続でトレーニングして疲労が残っているときのような感覚です。
たまたま調子が悪いのか?メンタルの問題なのか?原因は分かりません。
とにかく、頑張れない。途中から小雨が降ってきましたが、何とか20kmは走り切ってトレーニングを終了しました。
献血をするとランニング能力が落ちる?
思い当たる節があるとすれば、前日に献血をしたことくらいだと思い、献血とランニングのタイムについてネットで調べてみました。
すると、同じような体が重いという体験をしたという書き込みがチラホラ!!
情報のソースは個人のブログだったりするので信頼性は微妙ですが、ランニング能力が落ちた原因を推測するに、献血したことによって体内の血液が量が減って、体内に酸素を供給するヘモグロビンの量も減ってしまったことだと思われます。
献血の種類と成分が回復までの時間
ここで献血について少しご説明しておきます。
献血には、以下のように2種類あります。
- 全血献血:血液中のすべての成分を献血する(200mlまたは400ml)
- 成分献血:血小板成分や血漿成分のみを取り出して赤血球などは体内に戻す
赤血球を体内に戻す成分献血なら運動に影響は無さそうですが、全血献血をすると持久系スポーツに影響あるのかもしれません。
今回わたしは、全血献血の400mlです。
成人男性の血液量は体重の約1/13らしいので、私の場合は5000ml。
つまり献血で失った血液は、全体の8%です。思ったより多くないですか?
ちなみに、全体の20%で失血性ショックの可能性、30%で失血死の危険性があるそうなので、全体の8%というのはむしろ体に影響がないと考える方が難しそうです。詳献血について更にご興味があるかたは、こちらの日本赤十字のウェブサイトをご覧ください。
そして上の日本赤十字のリンク先によると、全血献血の場合は、失われた成分の回復に2~3週間くらいかかるとのことです。
多分・・・マラソンレース前に献血しない方が無難だと思います
もし万全の状態でマラソンレース本番に臨みたいのであれば、レース前に献血をしない方が無難だと思います。
わたしの場合は、次のレースである「横浜マラソン」が既に1か月をきっているので、うっかり献血やっちまったーという感じです。サブ3.5目指してるのにー。
一応、献血して失われた血液が回復するのにかかる時間は2~3週間らしいですが、8月の猛暑も含めて、ここまで300km/月のトレーニングをして育ててきた?かわいいヘモグロビンちゃん達を、またイチから鍛え直さなきゃならないなんて・・・
でも、1ヵ月でなんとか取り戻せるように頑張ります。頑張るしかない。
ランナーのみなさんは、献血するタイミングにご注意ください。