体重と20km走のタイムの関係 2019年11月
こんにちは。ヤギです。
わたしは、昨年11月にランニングを始めてから、体重と20km走のタイムを測定し続けています。
以前、こちらの記事で、体重とタイムの関係について記録をご紹介しました。
半年経ったいま、データを追加して、再び体重とタイムの関係について考察して
みたいと思います。
体重と20km走のタイムのグラフ
タテ軸:20km走のタイム(分)
ヨコ軸:体重(kg)
前回の記事と比べて、その後の半年分のデータが追加されています。
※逆にランニングを始めた当初、完走できず歩いていた時のデータを除外しました
体重とタイムの相関関係
グラフを見ると、体重と20km走のタイムの間には、やはり少なからず関係が
ありそうです。
2種類のデータの関係の強さを調べるには、以下のように相関係数を計算してみる
のが良さそうなので、とりあえず算出してみます。
相関係数とは、2 種類のデータの関係を示す指標です。相関係数は無単位なので、単位の影響を受けずにデータの関連性を示します。
相関係数は -1 から 1 までの値を取ります。相関係数がどの程度の値なら 2 変数のデータ間に相関があるのか、という統一的な基準は決まっていませんが、おおよそ次の表に示した基準がよく用いられています。
エクセルにはCORREL関数という、相関係数を計算する関数があるようなので、
それを利用して計算してみると
相関係数 0.92
となりました。
この数値を上の表に当てはめてみると、かなり強い正の相関(体重が減ると、タイムも減るという関係)があるようです。
つまり、体重を減らすとタイムが減るという強い因果関係がありそうということです。
体重が1㎏減ると、どのくらいタイムが短縮できそうか
下のグラフの赤い点線のように、近似曲線をひいてみました。
この近似曲線の傾きを調べれば、「体重1㎏減った時に、どのくらいタイムを短縮できそうか」予測することが出来ます。
体重が20㎏減った時、20㎞走のタイムが35分短縮したので、
体重が1㎏減ると、20㎞走のタイムが1.7分短縮するという計算になります。
フルマラソンに換算すると、体重1㎏あたり3.5分短縮となります。
ランニング関連の書籍などでは、ざっくり体重1㎏でマラソン3分短縮という研究
データがよく紹介されていますので、だいたい同じような結果となりました。
まとめ
わたしのデータの方が短縮時間の効果が大きくなったのは、体重の減少以外の効果が
含まれているからかもしれません。
例えば
- ランニングエコノミーの向上
- 心肺機能の向上
- 筋持久力の向上
などの効果がプラスアルファで出ているかなぁと思います。
いずれにしても、最短でサブ3を目指すうえでは、トレーニングをしつつぜい肉をそぎ落とす必要がありそうです。
1年間、このようにレコーディングし続けて思うのは、この記録する行為自体が、
トレーニングを継続する継続力や、体重を増やしすぎない抑制効果に結びついている
と感じています。
体重管理にお悩みのかたは、レコーディングをしてみてはいかがでしょうか。